■熟年離婚したくない?
平成19年4月1日から年金分割制度が導入され、熟年離婚が増加しました。
20年、30年・・・と連れ添った夫婦が、子供の結婚や定年退職するタイミングで離婚に踏み切る人が多いです。
■注意!
この年金分割制度があるからと言って、安易な考えで離婚を選択するのは良くありません。
熟年離婚する場合は、離婚届を提出するまでに「心構え」と「準備」が必要です。
熟年離婚のケースでは、離婚を言い出すのは奥さんからが多いのです。
(急な話で、寝耳に水の旦那さんもいるでしょう・・・)
長年の結婚生活で家族を大切にていない夫が多いため、妻の不満が爆発して離婚になるパターンが多いです。
熟年になると財産や資産を保有している人も多く、話し合いをしてもゴタゴタ揉める夫婦が多いのです。
妻から離婚を切り出された瞬間、頭に血が上った夫が全力で反論してしまい大喧嘩になる場合もあるようです。
離婚が難航(協議離婚・調停・裁判など)すると精神的に燃え尽きてしまい、離婚後の生活が上手くいかない人もいます。
専業主婦という職業で長年生活してきた女性を雇用する会社は少ないです。厳しい現実が待っています。
■準備と覚悟
離婚後に子供が支えになってくれるのか、一人暮らしの寂しさに耐えられるのか・・・精神面や金銭面の準備と覚悟は必要です。
十分に離婚後の生活設計をしておくことが重要です。
金銭面を算出しておくことも大切です。離婚後の収入、住むアパートの家賃、医療費、食費など収入と支出を綿密に計算しておきましょう。
離婚で貰える予定の慰謝料や財産分与の金額なども算出の時にに入れましょう。
年金分割制度がスタートしても、それだけで一人の人間が十分に暮らせる金額ではありません。
あらゆる備えをしておくことが大切です。
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